2012-03-02

小説: 田代裕彦, 修羅場な俺と乙女禁猟区2

ver.1.0 2012-03-02
ver.1.1 2012-09-05 (表紙画像をほぼ正しい色の画像に差し替え。)

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出版社シリーズ名: ファミ通文庫
書籍名: 修羅場な俺と乙女禁猟区2
作者名: 田代裕彦
ジャンル: 推理モノ/ラブコメ?
出版社: 株式会社エンターブレイン
初版発行日: 2012年3月12日
価格: 580円+税

感想とあらすじ
おそらく第1巻がある程度売れたためシリーズ化されることが決定したようです。設定の詳細は第1巻の記事を読んでください。
最初に結論を言うと、この第2巻は推理モノとしてよく出来ていて面白かったです。



この第2巻は表紙中央上にいる大和撫子のように古風な奥有楽 乙音(おくうら おとの)がメインとなる話です。ショートカットヘアで無口系の蝦夷木 江梨(えみしぎ えりぃ)とポニーテールのスポーツ少女の伊堂寺 依巳子(いどうじ いいこ)の出番は非常に少なかったですが、俺は表紙でアップになっている婚約者候補では無いメイドの睦月(むつき)さえ出てくれば後はどうでもいいです(笑)。

今回は主人公の少年である養子の遠々原(をんどうばら)節(せつ)は、義理の父である大財閥の会長である十慈朗(じゅじろう)の爺さんから、あと一ヶ月以内に5人の中から婚約者を1人選べと無理難題を言われます。そこで今回は奥有楽 乙音(おくうら おとの)がメインヒロインですが、第1巻とは異なる意外な展開となり、意外な結末となります。結末の直前に主人公が必死に考えるところと、睦月(むつき)が主人公の節(せつ)のことを信頼しているという描写(海のボートの事)が良かったです。

裏表紙のあらすじ
(このあらすじは内容と同一です。)
学生ならば誰もが心を躍らせる
であろう夏休み。だが、遠々原(をんどうばら)
節(せつ)はひとり晴れない気持ちを抱
えていた。天海崎(あまのざき)の一件以来、
さして状況に進展もないある日、
父・十慈朗(じゅじろう)がいきなり宣ったの
だ。「あとひと月の間に正式な
婚約者を選べ」などと!相変
わらず拒否権無しの状況に節は、
翌日からの臨海学校で決め手を
得ようと考えるのだが……しか
し婚約者候補の彼女たちも、こ
れ幸いと勝負に出てきて━━!?
魅惑のデッド・エンド・ハーレム
待望の第ニ弾!

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