2008-01-24

CD: 大槻ケンヂと絶望少女達, "人として軸がぶれている" & "空想ルンバ"

このブログで紹介したことはあまりありませんが私は毎月数枚の洋楽のCDを買います。
先月と今月に買ったCDは平たく積み重ねて30cm以上の枚数になっているので、ちょっと数が多すぎて訳がわからなくなっています。(笑 ほとんどがエレクトリック・ギターのCDですが、どのCDがお勧めできるか紹介できるほど聞き込んでいないので、これらはそのうち紹介したいと思っています。


今回の投稿は「筋肉少女帯」のヴォーカルで有名な「大槻ケンヂ」(おおつき ケンヂ)のシングルCD2枚です。アーティスト名は正確には「大槻ケンヂと絶望少女達」です。紹介したいのは各シングルCDにつき1曲ずつなので簡単です。

この2枚のシングルCDはロックとして紹介します。両方とも漫画原作のアニメ「さよなら絶望先生」と続編の「俗・さよなら絶望先生」のオープニングテーマ曲ですが歌詞は原作漫画やアニメとは全く関係ありません。ここまで全く関係ないのはめずらしいです。
とは言っても第一話と第二話だけ見た「俗・さよなら絶望先生」は大正時代っぽいというか多少江戸川乱歩っぽいので「大槻ケンヂ」が歌詞を書いて歌を歌うのはぴったりはまっています。


2008-01-16

古典SF映画: ソイレント・グリーン

ver.1.0 2008-01-16

邦題: ソイレント・グリーン
オリジナル タイトル: SOYLENT GREEN
製作年月日: 1973年
製作国: アメリカ
時間: 97分
メディア: DVD
発売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
価格: 1500円(税抜み)


この映画も私がすごい昔からずっと見たかったけれど見ることが出来なかった映画で、この映画も古典的名作SF映画と言われています。しかしこの映画は暗いので見た後に見て良かったとは思わないたぐいの映画でしょう。私はこの映画の紹介記事やスチール写真を雑誌などで見たことは一度もありません。SF的小物や建物や自動車などは一切出てきませんし、特殊メイクもありませんので雑誌にスチール写真を載せても面白くはないでしょう。

ネタバレにならない程度の説明をします。
爆発的に人口が増加し異常気象で温暖化が進んだ地球が舞台です。廃墟のような建物が立ち並ぶ町には見渡す限り住む家のないぼろを着た人間がぎっしりとひしめいていて、さらに空気が黄色っぽいほど汚れています。地球温暖化で気温が高いため、誰も彼もが始終汗をぬぐっています。
映画「猿の惑星」で有名な主人公のチャ-ルストン・ヘストン演ずる刑事はある程度の収入があるからかお爺さんと一緒にアパートの一室に住んでいますが、各アパートの2階への階段にも家がない人がたくさん寝ていて、階段の踊り場にはぼろを着たライフルを持った警備員の仕事をしている人がいます。
地球はもう動物や植物がほとんど絶滅していて市民は合成食料を食べるしかありません。主人公の刑事を含む一般市民は薄くて硬いプラスティックの板のようなクラッカーや青色やピンク色のフランスパンのような形をした合成食料しか食べたことがありません。救いのない未来世界が舞台です。

内容的には最近の「SF映画とは決して言えない未来世界が舞台のアクション映画」にないセンス・オブ・ワンダーを持った本当のSF映画です。SFファンならば見ておかなければならない映画ですが一回見れば十分な映画なのでDVDを買って何回も見る映画ではないと思います。


ソイレント・グリーン Wikipedia
ストーリーのネタバレがあるため、これからこの映画見る予定の人は楽しみを激しく損なう恐れがあります。

2008-01-11

古典SF映画: 禁断の惑星

ver.1.0 2008-01-11

現在amazonでリスト内のDVDを4枚買うと1枚無料になるというセールをやっているので4枚買ってみました。


邦題: 禁断の惑星
オリジナル タイトル: FORBIDDEN PLANET
製作年月日: 1956年
製作国: アメリカ
時間: 1時間38分
メディア: DVD
発売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
価格: 1350円(税抜み)


映画「禁断の惑星」は古典的名作SF映画と言われています。52年前の映画です。ロボットのロビーは世界で一番有名なロボットでしょう。

私は25年とちょっとくらい前にSTARLOG日本版を購読していました。(1987年に休刊になったSTARLOG日本版は数年前に復活しましたが、2006年にまた休刊になったようです。)ビデオデッキはまだ発明されていないか、まだそれほど普及していない頃だったと思います。当時のSTARLOG日本版では「禁断の惑星」はすでに古い映画として紹介されていて、雑誌のロボットのロビーの白黒のスチール写真しか映画の画面を見ることができませんでした。それから何年か経ってレンタルビデオ店が登場しましたが「禁断の惑星」のビデオを見かけたことは今まで一度もありませんでした。そういうことで長い間ずっと見たかった映画です。

とても古い映画なのに白黒ではなくてカラーでした。
オープニングからずっと初期のシンセサイザーを使ったと思われる決して音楽ではないノイズが流れています。
驚いたことに特殊効果が見るに耐える出来なんですよ。機械のデザインがレトロでいい感じです。光線銃のビームなどのディズニーが協力した部分は明らかに手描きのアニメーションですけどね。ロボットのロビーの動きがどう見ても中に人間が入っているようにしか見えないのはとても古い映画なのでしょうがないでしょう。ヒロインのスカートが古いペーパーバックの表紙のように短くて、こんな昔の映画でよくこんなことが出来たなと思いました。股下3cmくらいです。
ストーリーは最初はそれなりに面白かったのですが、クライマックスあたりで元ネタが古典SF小説「宇宙船ビーグル号」だとわかってしまったあたりでコックリコックリと寝てしまいました。(笑

SFファンなら絶対に見ていなければならない古典SF映画ですが、宇宙大作戦(最初のTVシリーズのスタートレック)を見たことすらないような若い人には多分退屈でしょう。


禁断の惑星 Wikipedia
ストーリーのネタバレがあるため、これからこの映画見る予定の人は楽しみを激しく損なう恐れがあります。