2012-02-17

SF戦争小説: ジョン・スコルジー, 老人と宇宙(そら)

ver.1.0 2012-02-17
ver.2.0 2012-02-18 (「感想」に文章を追加。)


出版社シリーズ名: ハヤカワ文庫SF
書籍名: 老人と宇宙(そら)
原題: OLD MAN'S WAR
作者名: ジョン・スコルジー (John Scalzi)
翻訳者: 内田 昌之
ジャンル: SF戦争
出版社: 株式会社 早川書房
初版発行日: 2007年2月28日
価格: 840円+税



裏表紙のあらすじ
(あらすじは本編の内容と同一です)
ジョン・ペリーは75歳の誕生日に
いまは無き妻の墓参りをしてから
軍隊に入った。しかも、地球には
二度と戻れないという条件で、75
歳以上の男女の入隊しか認めない
コロニー防衛隊に。銀河の各惑星
に殖民をはじめた人類を守るため
にコロニー防衛軍は、姿形も考え
方もまったく異質なエイリアンた
ちと熾烈な戦争を続けている。老
人ばかりを入隊させる防衛軍での
ジョンの波乱万丈の冒険を描いた
『宇宙の戦士』の21世紀版登場!

感想
軍隊なので表紙のような場面はありません。
内容すべてを肯定しませんが読みやすくて面白かったです。
この「老人と宇宙(そら)」はエンターテインメント(娯楽)寄りなので「宇宙の戦士」よりも格段に読みやすいです。

報道管制を敷かれ地球の人々は外宇宙のコロニーで何が起こっているか知ることは出来ません。防衛軍なのだから戦争をするのだろう程度しか知らされていない老い先短い75歳以上の爺さん婆さんがコロニーの防衛隊に志願することが出来ます。入隊すると地球人の常識が通用しない異星人と人類が生き残るための激しい戦争をしていることを知らされます。主人公はとっさの思いつきや幸運によって熾烈な戦争を生き残っていきます。
発売当事に「裏表紙のあらすじ」だけでは俺はどうにもこうにも買う気になりませんでしたが、主人公が入隊後のことを語ってしまうと楽しみを大きく損なってしまうため、感想は短いですがこれだけにします。興味があるならお勧めします。

コーラル(珊瑚)という名の惑星が出てきますが、コーラルの由来は海中に地球の珊瑚に似た生物があるというだけで、作者がPSOをプレイしたような気配は全くありません。

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