ver.1.0 2008-07-06
ver.1.1 2008-07-07 (全部の文章を手直して加筆。)
ver.1.2 2008-07-08 (全部の文章を手直して加筆。)
ver.1.3 2008-07-15 (more以降の「機材」を新規投稿に移動。)
ver.1.4 2012-04-15 (一番上に「追記」を追加。)
追記 2012-04-15
ブログに記事を作っていませんが、2011年の年末にFender USA Telecasterを買いました。歪ませることもできますが素の音は透き通るような音でおとなしくブライトです。いまのところ記事を作る予定はありません。Telecaster Customがロック向けと言われているのがわかりました。Telecaster Customの音は若干荒々しく若干ダークです。
ギターを持っている人には「俺の場合はちょっと違うけど言いたいことはわかる」みたいに一発で通じる話ですが、ギターを持っていない人や、ギタリストのインタビューなどを読んだことが無い人には通じない話です。
以前書きましたが、私が自分のギターを紹介しなかったのは別に持っているギターを内緒にしたかった訳では無く、大きな物の写真を撮ったことが無かったのでなかなかうまく撮ることが出来なかったからです。
この写真はクラッシュしたHDDからサルベージした失敗した写真です。自然光で大きな物の写真を撮ったのは初めてなので失敗してしまいました。曇りの日に撮影したように見えますが、雲一つ無い晴れた日の午前中に撮影しました。晴天の日に早起きして出掛けてもう一回写真を撮る気力は今は無いです。
アップで撮った写真は以下から適当に探してください。
■Google 画像検索 「Fender Japan TC72」
このギターを選んだ理由
私は去年2007年の末ごろに突然エレクトリック・ギターに興味を持ったので憧れのギタリストなどはおらず、よくあるように憧れのギタリストと同じギターを買うということにもならず、かなり長い時間どのメーカーのどのモデルを買うか悩みました。
でも黒が好きなので色は黒と決めていました。あと日本製であることを決めていました。それはギターを弾けなかったので試奏してギターの良し悪しを判断出来なかったため、当たり外れの差が激しいと言われているUSA製のギターは避けようと思っていたからです。日本製は作りが丁寧でギターの音の個体差があまり無いと言われています。
最初はセミアコやフルアコのギターが欲しかったのですが、大きい生音が出るだろうと思って止めました。そこでソリッドボディに絞って調べ始めました。
ギターを買っても弾くことが出来るかどうかわからなかったので予算は10万以内と決めていましたが、思い切って20万円を超えるGibson Les Paul Standardの黒を買おうかと思ったこともありました。あとはTokaiのレスポールタイプやYAMAHAのSG-1000ですね。色々なメーカーのサイトを回って黒いギターだけを探していました。そこでFenderに立ち戻ってFender Japanのサイトを見ていて強く惹きつけられ、これかな?と思ったのがこのTelecaster Custom TC72です。
買ったのは4月末あたりなのでもう2ヶ月経ちますが、練習時間が少ないせいか全然上達してませんね。買う前は10年の間はずっと下手くそな演奏しか出来ないだろうという覚悟をしてましたが、あっさり弾けるようになったのでびっくりしてます。(別にちっとも演奏がうまくはありませんけど) 私はTVゲームが好きなので、長年の間両手の指の動きをシンクロさせる作業をしていたからギターを弾くことが出来たのかも知れません。
Telecaster Custom TC72について
普通のTelecasterの音は明るいのですが、このTelecaster Custom TC72はちょっとダークな音です。ダークな曲を弾きたくて買ったので私にはぴったりです。
TC72はネック側がハムバッカーPUでブリッジ側がシングルPUです。ハムバッカーは今のところ使いどころがわかりません。買ったばかりの頃はシングルPUばかり使っていましたが最近はハムバッカーPUとシングルPUのハーフトーン(ミックス)ばかり使っています。
ピックアップ・セレクター・スイッチはハムバッカーPU、ハーフトーン、シングルPUの3箇所です。
ボリュームとトーンは、ピックアップ・セレクター・スイッチの3箇所の位置とボリュームとトーンを回した色々な組み合わせで試してみましたが、一番良い音がすると思うためボリュームとトーンは全てフルテン(Full 10)にしています。
TC72のピックアップ・セレクター・スイッチとボリュームとトーンと配線は、Fenderのギターの中では異色でTelecasterらしさは無く、GibsonのLespaulモデルのような構造です。
このTC72のネックの厚みや形状は私にはとても弾きやすいです。ハイ・ポジションを使う曲は今のところ弾かないので特に不満はありません。
ギターはどれも個体差があると言われているので私のギターの印象の感想です。同じモデルでも個体差で大きく違いがある可能性があります。
この子は外観がワイルドですが、素直で扱いやすく物静かな音が出ます。この子を抱えて(かかえて)いるだけで心がとても落ち着きます。犬や猫の頭をなでると心が落ち着く感覚に似ています。なんでもっと早くギターを買わなかったんだろうと思っていますが、それまでギターに興味を持たなかったから仕方がないですね。私はこの子が最初から気に入ったので他のTC72と弾き比べたりはしていませんが、この子はよく鳴るので大当たりなような気がします。作りも丁寧です。買ったばかりの頃はネックが安定しなくて逆反りしたり順反りしたり大変でしたが、ネックにオレンジオイルをよく塗りこんで吊り下げ式のギタースタンドを使うようになった為か、今は安定していて雨が降って湿度が高くなっても変化しません。以前ブリッジからサドルを外して5日間ギターが弾けなくなったことがあったので、将来ギターをリペアショップに長期間預けることもあるだろうと急遽2本目のギターを買いましたが、いつも手に取って弾くのはこの子です。その投稿で「なんかギターって女の子っぽいですね。」と書いたのは、いつもは綺麗な音なのに、なんか変な音がする時があるんですよ。雨が降ってるからかな?と思いつつ2本目のギターを弾くといつも通りでどうにも理由がわからなくて、翌日にこの子を弾くといつも通りの良い音がすることがあるからです。晴れの日にも気温と湿度が前日とほぼ同条件なのにこういうことが起こります。この子はなんか機嫌が悪いような感じがする日がたまーにあります。
Fender Japan, Telecaster Custom TC72と同じモデル
私は自分のCustomしか触ったことが無く、同じモデルのFender Mexicoの2種は売ってるのを見たことがないのでよくわかりません。TC72以外の72年型Customが欲しい人は試奏してください。他の同タイプのモデルについてはわかりませんじゃあんまりなので、各モデルを使用していたギタリストについて付け加えました。
・Fender Japan, Telecaster Custom TC72 ←私が持ってるのはコレ
http://www.fenderjapan.co.jp/fender/2008fender/tele/tc72.htm
TC72のスペックはここを見てください。
・Fender Japan, KANDA ORDER MODEL TELECASTER TC72 BLK/R
http://www.kandashokai.co.jp/fj/tc72blk/tc72blk.html
Fender Japanのカタログに載っていないギターです。ピックアップ・セレクター・スイッチがトーン・ポッドの位置に移動されています。このギターが欲しいならまだ手に入ります。
すでに解散したバンドTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのギタリストのアベフトシ・モデルです。アベフトシが使用しているギターはFender Japanでは無くてseen工房製のTEカスタムです。
私はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTについては、ミュージックステーションにt.A.T.u.が出演した時に結局出演せず、突然1曲多く演奏させられたバンド程度しか知りませんでした。詳しく知ったのはギターを買った後です。
・Fender Mexico, '72 Telecaster Custom
http://www.fender.jp/php/f_eg_detail.php?item_no=123
指板はMapleとRosewoodの2種類があります。Rosewoodの指板の72'年型Customが欲しい場合はこれを買うしかありません。
今年2008年3月にFender Japanは価格改定して高価になってしまいFender Mexicoと同じような価格になってしまいました。
・Fender USA Custom Shop, Master Built Series 74Telecaster Custom Closet Classic
http://www.ikebe-gakki.com/goods_detail.php?g_id=85975
このurlの物はノーマルですが、ピックアップ・セレクター・スイッチがトーン・ポッドの位置に移動されている物もありました。それはもう売れてしまったようです。両方とも68万くらいします。現在Fender USAは72'年型CustomをCustom Shop製しか生産して無いってことは、72'年型Customはあまり売れないTelecasterなんでしょうね。
ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがTelecaster Customを使っているというのを知ったのはギターを買った後です。しかもそれは黒ピックガードでブロンドフィニッシュの色の普通のTelecasterのフロントPUをハムバッカーに付け替えたMicawberのことだと思っていました。(笑) キースが使っていたのはFender USA '72 Customです。
Fender Japan, Telecaster Custom TC72の変更点や使っている機材とか
私はノーマルが気に入っているので大掛かりな改造はしないでしょう。このギターはオクターブ調整が難しい以外は問題点はありません。このTC72の配線を良い物に付け替えたら音が良くなったという記事をどこかのブログで見ましたが、今のところは改造するつもりはありません。
以下はエレクトリック・ギターを始めたばかりの初心者がエレクトリック・ギター関連の機材を選ぶ参考用に書いています。しかし私もやっぱり初心者なので情報が違っている可能性もあるのでよく調べてください。
サドル : Graph Tech, String Saver, PS-8133-00 S.S. Tele 3 piece comp.
■Guitar Works GRAPH TECHストリングセーバーPS-8133
http://www.guitarworks.jp/item.php?lg=1567
Telecasterの3wayのサドルは物理的にオクターブを完全に合わせることが出来ないそうです。このサドルはスラントサドルと呼ばれるタイプの斜めになったサドルで、オクターブの調整がノーマルよりやりやすくなっています。製品名の通り弦が切れにくくなるようです。そしてサスティンが長くなります。この製品のサドルの色は黒なので、真鍮色の方が好みの人は真鍮のスラント・サドルを買うと良いのではないかと思います。真鍮のサドルはTelecasterらしい音が出るらしいです。私のこのギターはCustomなのでTelecasterらしい音にはこだわっていません。
弦 : D'addario, EXL110 "XL NICKEL" WOUND Bright Round Wound, REGULAR LIGHT GAUGE .10-.046
■D'addario > TOP > D'addario > ElectricGuitarStrings
http://www.tmc-liveline.co.jp/daddario/daddarioelectric.html
出荷時の弦はFender Japan Home Pageによると9-42で、フェンダー ニッケルプレートスチール弦、もしくはそれに準ずる仕様の弦をセットしているそうです。
太い弦を選んだ理由は、ギターを買った当初のギター・スタンドを買う前はネックが逆反りばかりしていたからです。現在ではネックが安定したので9-42に戻しても大丈夫だと思います。
本当は"PURE NICKEL"を買うつもりでしたが間違えちゃいました。今気づきました。(笑) この弦はGuitar Magazine 2008 4月号の特集「現代 弦 事情」の弦特集によると定番中の定番のようです。最初に張ってあったFenderの弦よりサスティンが若干増して暖かい音になります。TC72とこの弦"XL NICKEL"を組み合わせた音は気に入っています。
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・2008-07-10 Eギター機材: Fender Japan, TC72の続き
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