ヴィンテージ・ギター編集部の文庫本サイズのギターシリーズの、ギター4種で4冊の2冊目です。
商品名: レス・ポール読本
編集者: ヴィンテージ・ギター編集部
出版社: 枻(えい)出版社
初版発行日: 2002年12月20日
価格: 600円+税
エレクトリックギターの2大メーカーと言えばFenderとGibsonです。これはGibsonのレスポール・モデルと、その系統のモデルと、SG・モデルだけについての書籍です。Gibsonのその他のボディの形が大幅に異なるモデルは掲載されていません。
レス・ポールが出演しているクアーズ・ビールのコマーシャル!
Fenderのギターは量産するためにコストがかからない構造に設計されているので機能美を感じさせる斬新なデザインです。ギターを横に置いた写真を見ればすぐにわかりますが表面がまっ平らです。対してGibsonのレスポールはギターを横に置いた写真を見ると表面が微妙な曲面を描いて盛り上がっておりボディがアコースティックギター寄りの伝統的で芸術的なデザインをしています。工程に手間や時間がかかることがGibsonのレスポールがFenderのエレクトリックギターより価格が高い原因の一つでしょう。ギターを横に置いた写真は楽器屋のサイトやデジマートなどで検索して探してください。商品が売れると項目がなくなってしまうのでリンクは貼りません。Gibsonも斬新なデザインのFirebird、X-plorer、Flying Vなどのエレクトリックギターを作っていますが、一番人気があって売れているのはレスポールになります。
音はFenderのギターは基本的にシングルコイルピックアップを使用しているため明るく澄んだ音がします。Fender製のハムバッカーのピックアップを搭載しているモデルはGibsonのハムバッカーとはちょっと違う音になります。
Gibsonのギターは基本的にハムバッカーのピックアップを搭載しており(GibsonにもP90というシングルコイルピックアップがあります。)音は中低音が迫力がある音がします。FenderのギターではGibsonのギターの音が出せませんし、GibsonのギターではFenderのギターの音が出せません
■YouTube 検索例 Gibson Les Paul Standard
■YouTube 検索例 Gibson SG Standard
この「レス・ポール読本」はレスポールのカラー写真もたくさん掲載されていますし、内容が濃いのでお勧めします。文庫本サイズで小さいので持ち歩くことも簡単です。手に入れたら、まず「あとがき」から読んでみてください。
前回紹介した「前略、テレキャスター様」と「レス・ポール読本」の2冊は去年の11月頃に買って今年の5月まで何回も読んでいます。楽しいです。
この「レス・ポール読本」のレスポールを所有しているギタリストたちのインタビューを読むと、レスポールって弾きやすいようですね。レスポールは価格が高く万一傷をつけるとまずいので私は試奏したことがなく触ったこともないです。標準モデルのStandardは定価で38万円、実売27万円程度します。あとネットでレスポールを持っている人のサイトやブログを見ると、レスポール以外のギターを買っても弾きこなすことが出来ないかも知れないというのをたまに見かけますね。
サンプルサウンドがありますがこれはあくまで参考用にした方が良さそうです。
レス・ポール読本
002 まえがき
004 オープニング・ショット
013 †01 レスター・ウィリアムズ・ポルファス
021 Another side of Les Paul
―齢86歳。現役続行中のレス・ポール氏の今―
022 The Players with Les Paul―#1 ジミー・ペイジ―
023 †02 レス・ポール解説
024 ギブソン・レス・ポールの軌跡 1952―1975
028 ゴールドトップ
030 サンバースト 036 ジュニア
032 カスタム 038 SG
034 スペシャル 040 デラックス
042 The Players with Les Paul ―#2 ゲイリー・ムーア―
043 †03世良公則
044 レスポール・コレクション
046 インタビュー
055 Another side of Masanori Sera
―世良さんといえば……、ハットでしょ!―
056 The Players with Les Paul ―#3 ジェフ・ベック―
057 †04 リック・ニールセン―CHEAP TRICK―
058 インタビュー
066 Another side of Rick Nielsen
―リック・ニールセンといえばさぁ……の巻―
068 レスポール・コレクション
072 The Players with Les Paul ―#4 デュアン・オールマン―
073 †05 PATA―Dope HEADz―
074 レスポール・コレクション
078 インタビュー
085 Another side of PATA―DOG AND ROLL-カンペキですよ!―
086 The Players with Les Paul ―#5 ランディ・ローズ―
087 †06高見沢俊彦―THE ALFEE―
088 インタビュー
096 Another side of Toshihiko Takamizawa
―レス・ポーネに寄せる思いと近いモノ―
097 レスポール・コレクション
102 The Players with Les Paul ―#6 ニール・ヤング―
103 †07 鮎川誠―Sheena & the Rokkets―
104 レスポール・コレクション
108 インタビュー
117 Another side of Makoto Ayukawa
―鮎川誠のもう二つの宝物―
118 The Players with Les Paul ―#7 マイク・ブルームフィールド―
119 †08 和田唱―TRICERATOPS―
120 インタビュー
129 Another side of Sho Wada
―メンバーが語る“和田唱はこんな人”―
130 レスポール・コレクション
134 The Players with Les Paul ―#8 エリック・クラプトン―
035 †09 菊地英昭―THE YELLOW MONKEY―
136 レスポール・コレクション
142 Another side of Hideaki Kikuchi
―拝見! エマの歴代ポルシェ―
144 インタビュー
152 The Players with Les Paul ―#9 ジョー・ペリー―
153 †10 坂本慎太郎―ゆらゆら帝国―
154 インタビュー
161 Another side of Shintaro Sakamoto
―ジャケットのデザインも手がける!―
162 SGコレクション
164 The Players with Les Paul ―#10 スラッシュ―
164 †11 ギタリスト7人のイチ押し
レス・ポール/SG名演&名盤セレクション
174 あとがき
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