2008-01-16

古典SF映画: ソイレント・グリーン

ver.1.0 2008-01-16

邦題: ソイレント・グリーン
オリジナル タイトル: SOYLENT GREEN
製作年月日: 1973年
製作国: アメリカ
時間: 97分
メディア: DVD
発売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
価格: 1500円(税抜み)


この映画も私がすごい昔からずっと見たかったけれど見ることが出来なかった映画で、この映画も古典的名作SF映画と言われています。しかしこの映画は暗いので見た後に見て良かったとは思わないたぐいの映画でしょう。私はこの映画の紹介記事やスチール写真を雑誌などで見たことは一度もありません。SF的小物や建物や自動車などは一切出てきませんし、特殊メイクもありませんので雑誌にスチール写真を載せても面白くはないでしょう。

ネタバレにならない程度の説明をします。
爆発的に人口が増加し異常気象で温暖化が進んだ地球が舞台です。廃墟のような建物が立ち並ぶ町には見渡す限り住む家のないぼろを着た人間がぎっしりとひしめいていて、さらに空気が黄色っぽいほど汚れています。地球温暖化で気温が高いため、誰も彼もが始終汗をぬぐっています。
映画「猿の惑星」で有名な主人公のチャ-ルストン・ヘストン演ずる刑事はある程度の収入があるからかお爺さんと一緒にアパートの一室に住んでいますが、各アパートの2階への階段にも家がない人がたくさん寝ていて、階段の踊り場にはぼろを着たライフルを持った警備員の仕事をしている人がいます。
地球はもう動物や植物がほとんど絶滅していて市民は合成食料を食べるしかありません。主人公の刑事を含む一般市民は薄くて硬いプラスティックの板のようなクラッカーや青色やピンク色のフランスパンのような形をした合成食料しか食べたことがありません。救いのない未来世界が舞台です。

内容的には最近の「SF映画とは決して言えない未来世界が舞台のアクション映画」にないセンス・オブ・ワンダーを持った本当のSF映画です。SFファンならば見ておかなければならない映画ですが一回見れば十分な映画なのでDVDを買って何回も見る映画ではないと思います。


ソイレント・グリーン Wikipedia
ストーリーのネタバレがあるため、これからこの映画見る予定の人は楽しみを激しく損なう恐れがあります。

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