大手メーカーの大量生産品のエフェクターは、どこの誰がどんな機材(Eギターやアンプの種類)で使っても問題無いように作られていますが、ハンドメイドは個性があるので、エフェクターと機材(Eギターやアンプの種類)の相性があります。そしてこの「devi ever : fx」のエフェクターはそれはもう強烈な個性があります。
俺はこの「Soda Maizer」を買って使ったところ、「ものすごいエフェクターを手に入れてしまった!」と思い、とても気に入りました。しかしほとんどの人は「これは壊れているエフェクター」だと思うかも知れません。
機材種別: コンパクト・エフェクター
メーカー: devi ever : fx
商品名: Soda Meizer(ソーダ メイザー)
製造方法: ハンドメイド
メーカーの所在国: アメリカ
製品の生産国: アメリカ
効果: ファズ
使用用途: 入力音を激しく歪ませる。
向いている音楽ジャンル: シューゲイザー・ロック、サイケデリック・ロック
対象: 初心者から。ただしファズが好きな人に限る。
音作りの難易度: なんとも言いがたい。素の音が好きなら簡単。
トゥルーバイパス構造: 有り
電源: 9V電池またはDC9V電源アダプター
メーカー価格: $97.50 USD (2010年11/1の為替レートでは約7800円)
入手価格: 15000円(税込)
備考1: 数種類のラベルのデザインが存在する。確認出来るだけで7種類。おそらく一番古いデザインはCocaCola風で、2010年現在のイラストはEギターを持っている女の子。
備考2: 全てのエフェクターのラベルのデザインはビルダー自身が描いています。
備考3: 左のノブはただの「VOLUME(ボリューム)」です。右のノブの「INTENSITY(怒りの強烈さ、感情の激しさ)」で入力音を歪ませます。操作はとても簡単です。
備考4: 発音はソ ダ・マイザー。
アドバイス: もし可能なら、たくさんの種類のアンプと様々な効果のエフェクターが収録されているアンプシミュレーターで研究出来る環境が望ましいです。エフェクターというものは普通は「買ってきて繋げば誰でもあの音が出せる」物が多いですが、「devi ever : fx」のエフェクターは研究して自分だけの音を作り出すような感じです。基本的に轟音系です。
話が長いのでMoreへ続きます。
2009年1月のことでした。「世界のエフェクター大図鑑 4th edition」の中で俺が一番印象に残ったエフェクターがこれでした。凶悪なのに高貴さがあるようなエフェクターを思わせるイラストです。これは「the hyperion」というファズで、2009年当時、日本の楽器通販サイトで探しましたが、ほとんどの店では取り扱っておらず、取り扱っていた店では「在庫無し」でした。ハンドメイドの輸入ブティック・エフェクターは、一回在庫が無くなったら次回に入荷するのは未定で、メーカーの所在が行方不明になったりしていることはめずらしくは無いので、きっぱりと諦めそのまま忘れてしまいました。
「the hyperion」は持っています。次の記事で紹介します。
これは2010年9月20日発売の「THE EFFECTOR book VOL.9」です。現行マフ系ファズの特集の最後のページです。ここで「あれ?」と思いました。
「世界のエフェクター大図鑑 4th edition」に掲載されている、「Effector 13」という会社の「Soda Maizer」と同じ名前です。詳しい説明は省きますが、「Effector 13」は、「devi ever : fx」のビルダーの昔の会社です。なので、この「Soda Maizer」は昔から生産されているエフェクターです。
関連記事
・2009-01-08 Eギター エフェクター 雑記, まだ紹介していないコンパクト・エフェクターの話 2010-10-07に「追記」を追加。
この記事で書いていた「最近買ったファズ」とは「Soda Maizer」のことでした。
以下は「Soda Maizer」を買った当日あたりでの話です。現在では「Soda Maizer」に合うアンプのシミュレータを見つけました。
(中略)
俺は最近ハンドメイドのファズを買いました。こちらの方は「Fender Japan Jaguar JG66B」に繋いで実機のアンプシミュレーターのアンプのボリュームを大きく上げた場合のみ、時間帯によって本当にかすかにラジオの音を拾います。「Fender Japan Telecaster Custom TC72」に繋ぎ換えるとラジオの音は聞こえません。
(中略)
今年2010年にピッチシフターを買い、それからハンドメイドのファズを買いました。両方とも買ったばかりなので、まだどういう設定にすると一番良いのかを研究中です。
ピッチシフターはうまく設定しないとシンセサイザーみたいな音になってしまうのですが、なんとなくわかってきたところです。ピッチシフターはあまり弄っていません。
ハンドメイドのファズはとても気に入ってこればかり弄ってます。それはもう強烈なファズサウンドで、ファズのノブを弄ったり、アンプシミュレーターにたくさん収録されているアンプを色々換えて試したり各ノブを弄ったり、ギターを換えたり、ギターのボリュームとトーンのレベルを変えたりしていますが、このファズ単体ではいわゆる「ファズの鈴鳴り」にはならないようです。このファズの後ろにオーバードライブかディストーションを繋ぐとやや大人しくなるのですが。このファズは単音には全く向いていないですね。コードが向いています。このファズ単体では酷い音になります。まだ研究中ですが他のエフェクターを組み合わせて音の壁のような良い感じのクリアーな音の轟音の歪みを作りました。
YouTubeにはこの「Soda Maizer」の紹介ビデオがたくさんあります。はっきり言うと気持ちが悪いビデオもありますので、もし調べたかったらそれは後にして、まず以下のビデオを見てください。
■YouTube, Devi Ever Soda Meiser Demo
このビデオは「Soda Maizer」のスイッチをオンにしたら途中で止めて後回しにして良いです。後でじっくり見てください。
■YouTube, Effector 13 AR SM Soda Meiser
このビデオは「Soda Maizer」のスイッチをオンにしたら途中で止めて後回しにして良いです。後でじっくり見てください。
■YouTube, Devi Ever Soda Meiser Fuzz Demo
このビデオは「Soda Maizer」のスイッチをオンにしたら途中で止めて後回しにして良いです。後でじっくり見てください。
■YouTube, devieverfx(Channnel), Soda Meiser + other pedals
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