2010-08-05

CD: MASS OF THE FERMENTING DREGS, ゼロコンマ、色とりどりの世界

ver.1.0 2010-08-05
ver.2.0 2010-08-06 (各曲の感想を追加。)
ver.3.0 2010-08-06 (全体的に文章をたくさん追加。)
ver.4.0 2010-08-20 (YouTubeの動画の下に「追記」を追加。)



アーティスト: MASS OF THE FERMENTING DREGS
タイトル: ゼロコンマ、色とりどりの世界
ジャンル:  Rock
種別: 12cmアルバム
メーカー: 株式会社 EMIミュージックジャパン
発売日: 2010年8月4日
価格: 2500円(税込)

マスドレことMASS OF THE FERMENTING DREGSは毎年1月下旬に新アルバムCDを発売していたので、その年に発売されたCDを1年間まったく飽きずに何回も聞いてはいましたが、それぞれのアルバムCDの収録曲数が6曲と少ないので「次のCDはまだかなまだかな」と毎年1月まで心待ちにしていました。
今年はメジャーデビューをしたので変則的に今年2月に2曲収録シングルCD+DVDが発売されて、8月になってやっと3枚目のアルバムCDが発売されました。
1stアルバムCDと2ndアルバムCDとこの3rdアルバムCDは印象がそれぞれ異なりますが、この3rdアルバムCDはマスドレらしさが溢れていてとても良かったです。マスドレの持ち味である攻撃的で格好良い感じは1stアルバムCDに近いですが柔らかくて優しい感じがします。1stアルバムCDが発売された時にドラムの女の子がバンドを抜けてしまって長い間ずっとゴタゴタしていたのですが、やっと落ち着いたみたいです。




帰宅したらamazonからCDが届いていたので開封して、どのCDでもいつも同じようにするのですが、まずCDの裏面を見て収録曲名と曲数を見ました。「02. まで。 (情熱ミックス) 」と「08. ひきずるビート」は半年前に発売された2曲収録シングルCD+DVD「ひきずるビート / まで。」の2曲目と1曲目なので、「ダブった曲を入れんな」と最初思いましたが、全曲通して聞いたらぴったりとはまっていました。この2曲が欠けちゃうとマズイ感じでした。
全曲を3回聞きました。新メンバーの吉野功のドラムはマスドレしてます。息が合ってるのかな。全曲聞いた最初の一回目はすべての曲の音がこもっているような印象でしたが、4回目と5回目では気にならなくなりました。でもちょっとボーカルが埋もれてしまってるかも。(これはオーディオ・インターフェイスとモニター用ヘッドフォンで聞いた場合のことで、高い音質に出来ないポータブルオーディオと廉価なイヤーフォンで聞いた場合はボーカルがはっきり聞こえます。) 歌詞が聞き取れないのは国内外のどのバンドでもよくあることなのでどうでもいいんですが。
以下の感想は決してあら探しをしている訳では無くて、飽きずに楽しく何回も聞いているうちに気付いた点を書いているだけです。

ゼロコンマ、色とりどりの世界
CD
01. ゼロコンマ、色とりどりの世界 ★★★★★5/5
ボーカル/ベースの宮本菜津子が、なんと!落ち着いた精神状態で歌っているように聞こえました。(笑)
02. まで。 (情熱ミックス)  ★★★★★5/5
楽器の演奏部分はライブで何回も演奏して演奏し慣れた感じがします。「まで。」との違いはほとんどありませんが明らかに「02. まで。 (情熱ミックス) 」 の方が良いです。ミックスで弄っただけでは無くて新規録音ですね。「THE EFFECTOR book VOL.9」の石井知恵美のインタビューによると違うエンジニアによるミックスだそうです。
03. 終わりのはじまり  ★★★★★5/5
新生マスドレを決意したような歌。
04. RAT ★★★★★5/5
コーラスだけのインストルメンタル。
05. ONEDAY ★★★★★5/5
歌詞はよく聞き取れないけど聞いていて気持ち良い曲。(宮本菜津子はおそらく歌い方の勉強をしたことが無い。ビブラートは出来るがあまりうまくないので、単語を発声すると音を震わせずにただ単に音量が序々に大きくなる。話が変わるが筋肉少女帯の大規ケンヂは歌があまりうまくないが歌詞がはっきりと聞き取れる。)
06. サイダーと君 ★★★★★5/5
歌詞がほとんど聞き取れないけどギターの部分が聞いていて気持ち良い曲。
07. ズレる ★★★★★5/5
ギター、ベース、ドラムの演奏が格好いい曲。特にギター。
08. ひきずるビート ★★★★★5/5
シングルCD「ひきずるビート / まで。」のものと全く同一だと思います。
09. さんざめく ★★★★★5/5
歌詞がよくわからないけどアルバムの最後の曲って感じです。「この曲で最後だよ」って曲を作るのは難しいんじゃないかと思います。(この曲では宮本菜津子はちょっとビブラートをやっている。一般的に歌唱法としてビブラートは必ずしもやらなければいけないということでは無いらしい。)

CD EXTRA(PCでCDを入れたドライブを「開く」)
01. このスピードの先へ.mpg
いわゆるPV。画質は若干荒いのですが、ほとんどが演奏場面なのでマスドレらしさがあって下に貼ってある「ゼロコンマ、色とりどりの世界」のPVよりずっと良いです。ボーカル/ベースの宮本菜津子はものすごいガニマタで演奏するのを止めて可愛らしい女の子路線に変更した模様。(笑)
02. ひきずるビート.mpg
演奏する場面だけにしておけばいいのにという内容の前回のPV。同じくちょっと画質が荒いです。
03. ゼロコンマ,色とりどりの世界.mpg
下に貼ってあるPVと同じ。

視聴
視聴はあまり当てになりませんが、最初の方だけ全曲が視聴できます。
http://www.amazon.co.jp/dp/B003S06P9Y/


■YouTube 『ゼロコンマ、色とりどりの世界』PV MASS OF THE FERMENTING DREGS



CDで1曲目を聞いた時は「あれ?ハムバッカーっぽい音だな」と思ってたらギターの石本知恵美はFender Japan Jaguarから他のギターに変えたようです。黒い巨大なエレクトリック・ギター。
(スイッチとビグスビー・ビブラート(アーム)がGretschっぽい。動画を保存して一時停止して見てみたらヘッドに「YAMAHA」と書いてあるように見える、しかしYAMAHAにこんな形のギターは無い。やっぱりGretschのギターに見える。ボディーにf型の穴があるからホローボディ。Black Falconとかで無くてもっとDuo Jet あたりのような。しかし違う。ピックアップは3個。これはめずらしい。もしかしてGibson? Gibson ES-5 Switchmaster。違うな。Epiphone Lt Ed Riviera Custom P93 。これも違う。一時停止した動画の静止画をもう一回よく見てみるとGibsonの実用重視のStrudio系の最新モデルに見えなくもない。Gibsonの最新モデルはいつも公式サイトのカタログには載っていない。塗装はラッカーでは無くてポリ。どこかのメーカーの最新モデルであってもこのギターをGuitar magazineの新商品の紹介ページで一度も見たこと無い。なんだろう?)

追記 2010-08-20
このギターはヤマハが海外で発売しているギターSA503TVLだそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=UqqyxUEPXVg
http://www.yamaha.com/catalogs/PDFs/brochures/pac/Guitars/Electric_Guitar-Basses_Catalog_2009.pdf
情報提供: sudacchiさん





■YouTube Motfd さんのチャンネル
MASS OF THE FERMENTING DREGSのチャンネル。

MASS OF THE FERMENTING DREGS 公式サイト





Commented by sudacchi at 2010-08-19 16:42
このギターは、ヤマハが海外で発売しているギターですよー。

SA503TVLです。

http://www.youtube.com/watch?v=UqqyxUEPXVg

http://www.yamaha.com/catalogs/PDFs/brochures/pac/Guitars/Electric_Guitar-Basses_Catalog_2009.pdf

Commented by peregrine_falcon at 2010-08-20 10:38
>sudacchiさん
情報提供ありがとうございます。
レス遅れてごめんなさい。
クーラーつけても室温が大きく跳ね上がるので、
最近は帰宅してからPCを起動しないんですよ。

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