2010-12-06

SF漫画: 榎本ナリコ, 時間の歩き方 Vol.I & Vol.II

ver.1.0 2010-12-06

本屋でたまたま目に付いて、「多分、きっと、面白いだろう」と勘で買った漫画です。とても面白かったです!



今回から、画像の右端に背表紙を入れてみました。

出版社シリーズ名: 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
作者名: 榎本ナリコ
書籍名: 時間の歩き方 Vol. I
ジャンル: タイムトラベルもの
既刊: 2巻
Vol. I  初版発行日: 2009年4月30日
Vol. II 初版発行日: 2010年10月30日
出版社: 朝日新聞出版
価格: 700円+税
サイズ; 縦183mm x 横130mm
備考: 榎本ナリコの漫画は初めて買いました。絵はとてもうまいです。絵とストーリーについては安心して買ってください。内容は基本的に明るく、誰にでも薦められます。いわゆる「少女漫画」ではありません。

帯の裏側の あらすじ
扉を開けると勝手に
タイムスリップしてしまう
変な癖を持つ果子は
学校の先輩に恋する
フツーの中学生。
ある日突然、その先輩を
事故で亡くしてしまった果子は
西暦2446年から
やってきた時間旅行者の
遇太の力を借りて、
先輩を救おうと
試みるが・・・・・・!?




なるべくネタバレをしないように書く あらすじ
この漫画には、2巻までの段階では主人公側には恋愛要素はありません。そういう流れにはなりそうも無い感じです。まだ雑誌で連載中です。
主人公は女子中学生の杉田 果子(すぎた かこ)。果子はどこかのドアを開けると、ドアの向こうに現在と異なる空間と時間の場所に繋げてしまうという特殊能力を持っている。ドアの向こうが、ドアの向こうにあるべき同じ空間であっても違う時間であることもあり、過去または未来の自分自身と鉢合わせしてしまうことも度々ある。
ある時、果子がドアを開けて現在と異なる空間と時間の場所へ繋げたところを謎の青年に見られてしまう。それが井村 遇太(いむら ぐうた)であり、彼は25世紀の未来からのタラベラー(「タ」イムと「ラベラー」)であった。(表紙絵の左上に描かれているのが遇太。)
25世紀の未来では過去へ時間旅行することはわりとポピュラーな観光となっており、トケイ(腕時計型の機械。デザインは数種類あるがレトロモダンで最高に良いデザイン)を使ってドアの向こうを異なる空間と時間の場所へ繋げることが出来る。それなので遇太は果子を自分と同じ未来からのタラベラーだと思って声をかけて話しかけてしまうが、時間旅行には禁止事項があり、現時人への接触は罰則に抵触するのであった。遇太はトケイの機能を使って果子の記憶を消そうとするが、何故か記憶を消すことが出来ない。
遇太は果子に時間旅行と違反の罰則について『タラベル・ガイドブック「時間の歩き方」』という本を見せて説明する。「・・・に違反した場合 一定期間、元時軸(本来の時間)への帰還を禁止します。(数日~数十年)」。
そして遇太は果子の記憶を消すことが出来ず罰則も食らいたく無いので、果子に、遇太のこと、タラベルのこと、未来のことを忘れてくれと言って去るが、『タラベル・ガイドブック「時間の歩き方」』を果子に渡したままであった。これも罰則の一つである。(遇太はそういうキャラです(笑)。)
(中略)
そして果子と遇太のデコボコ・コンビの、そうするしか選択肢が無くなった時間旅行が始まります。

もしかしたら遇太は果子の遠い子孫だったという展開になるかも知れないとなんとなく思いました。2巻まででは、そのような気配もありませんが。



これは漫画の中に入っている広告です。きっと連載開始前のイメージ画でしょう。本編にはこの場面はありません。

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